こんにちは
IT部の田中です。
このたびちょっとニッチな相談があり、構築し提供した結果、
意外と市場に広めると面白そうだったので商品化を進めているものがございます。
それが、HRMOS(勤怠管理システム)×サーマルカメラ(顔認証)です!
従業員の勤怠打刻をタイムカード方式からソフト導入でPC入力に変えたものの、
手間が逆に増えて困っています。
というお困りごとでしたが、どうでしょうか。
近年、出退勤や労務管理系統で法改正があり、旧式のタイムカードから無理やり電子打刻に変えた方も多いのではないでしょうか。
顔認証で勤怠打刻は、まあスマホやタブレットなどでのアプリ管理でよくありそうなものですが、
ちょっと簡単に、しかも意外と低価格で実現できたので紹介してみたいと思います。
これから当社での解決事案を紹介していきたいと思います。
スムーズな勤怠打刻を導入したい場合
◾️こんなお悩みはありませんか?
上項で書いたとおり、現状ペーパーでのタイムカード打刻は廃止されつつあります。
それも度重なる法改正で「厳格な勤怠打刻をしていきましょう」(就業時間分は確実に対価反映させるようにしていく動き)となってきていることで、よくあるガシャンと物理カードを差し込むタイプが淘汰されていっている現状があります。
とはいえ、私の体感ですが物理カード方式の打刻から勤怠管理を導入し、電子打刻まで決行している中小企業はまだ当たり前という状況には程遠いといった印象があります。
なぜ導入が進まないのか?
おそらくこんなお悩みがあるからではないでしょうか・・・
- 丸め処理(15分や30分単位で刻み打刻)をしないといけない
- 方式を変更すると従業員のストレスがかかる
- 勤怠システムの導入により大幅なコストがかかる
- 管理セクタで従業員勤怠の改ざんができてしまうのではという不安
- 従業員の労働スケジュールが特殊
多かれ少なかれどこの企業でも考えたことはあるのではないでしょうか。
少しでも当てはまる場合は以下参考にしてみてはいかがでしょうか。
◾️前提
以下参考にしていただける方の前提条件といいますか、現状こんな状態であるという場合に是非紹介したい構成を記載しますので、ここでセルフチェックしてみてください。
- 現状勤怠打刻が物理タイムカード方式、もしくは電子打刻だが、さらにユーザー(従業員)の手間を省きたい
- 勤怠管理システム未導入、もしくは使いやすいものに変えてもいい
- 複雑な労働スケジュールではない(そこまでカスタマイズしなくてもいい)
こんなところでしょうか。
製造業など、必ず出退勤を特定の場所でするという場合に有効です。
ただし、スマホやPCなどで遠隔で勤怠打刻をすることも例外的に可能ですが、別のシステムの方がメリットがあるかもしれません。(できないわけではないですよ・・・)
ここからは具体的な構成と必要なものの紹介をしていきます。
◾️構成
それではまず、新しくまっさらな状態から必要なものを挙げていきます。
- サーマルカメラ(AndroidOS + 顔認識機能)
- 管理用PC(管理PC、SQL同居させます)
以上ですww
今回のご提案の良いところは何といってもすでに所有物件があれば追加物品は不要というところです。
コロナ期に恐ろしいほどに販売され、今やほぼほぼ玄関入り口のオブジェと化して久しいサーマルカメラと、常設のPCがあれば十分の構成です。
もしサーマルがなくても当社で在庫販売もございますし、2台、3台と追加設置をしてもいいと思います。
そして、次にソフト的に必要なものを挙げていきますが、
サーマルのメーカーにより必要なものが若干変わってきますので、仮にではありますが、たまたまお客様先で悠長に冬眠をなさっていたHikvisionのサーマルカメラを使ってみたいと思います。
(Hikvision DS-K1TA70MI-T)
こちらのモデルを使用した場合に必要なソフトは以下、
- Hikvision 管理ソフト
- HRMOS勤怠クラウド
Hivision管理コンソールや同期するSQLなどの設定は少し専門的ではありますが、HikvisionのユーザーDB→SQLサーバーへ同期したデータをHRMOSという勤怠管理サービスへAPI連携するといったイメージです。
◾️実際の運用イメージ
システム実装後の運用イメージを簡単に紹介します。
あくまで簡易的に構築しているので、追加機能や質問などは別途問い合わせくださいね。
- 従業員の出勤を記録
(通常画面)
変顔をしているつもりはありませんが、顔認証は1秒もかかりません・・・
髪型やマスクに影響はされないようです。
(認識後選択画面)
顔認識後に即座にこの画面になります。
出勤を選択すると、、
(出勤打刻完了)
出勤打刻完了となります。 - 従業員の退勤を記録
手順1と同じ認証後に、退勤を選択するとこうなります。
(退勤打刻完了) - HRMOS側で勤怠差異を修正
(HRMOS出退勤一覧画面)
Hikvision管理コンソールからSQLを抜けてHRMOSへ連携した後の画面です。
通常SQLからAPIでHRMOSへ10s間隔で同期していますので、HRMOS側で作業は基本的には必要ありませんが、打刻ミスや例外があった際にはこのHRMOSクラウドで修正します。
ユーザーや管理側で日常の運用をするとすればこれぐらいのものです。
勤怠差異を修正した場合の、Hikvisionの管理コンソールとHRMOSの集計データに関しては多少差異が残る状態ですが、HRMOS側で修正ログは残るので後々に突き合わせは可能です。
(HRMOS側修正加えると、Hikvision管理コンソールとは若干差異が出ます)
また、上記Hikvisionのユーザー画面で出勤退勤ボタンについても、さらに簡素化できまして、
時間帯により自動で出勤と退勤を切り分けるようプログラムの書き換えもできます。
ただ、例外の場合手動で出退勤ボタンを呼び出す必要がありますし、そもそも従業員全員がこの時間帯は「出勤」「退勤」と決まっているケースは稀です。
当社からご提案させていただく場合は、実際の勤務状況に応じて最適な設定をするようにしていますが、詳細はお問合せください。
さらに詳しくは・・・
導入のメリットとデメリット
相談があったため考えた末に提案し数件だけ実装している状況なので、商品メニュー化しているわけではないのですが、現状レビューをもとにこの構成の良し悪しを考えたいと思います。
🔺従業員や作業従事者1人に対し、1台のPCやスマホを貸与していないケースについては導入メリットがあります。
これは製造業や福祉系での従事者、パートタイマーによくあるのですが、各人に電子端末を貸与していないことからガッチャン型のタイムカード離脱が遅れたケースなどです。法改正により慌ててタブレットでの勤怠入力端末を導入し、出退勤の際にタッチで打刻するのですが、入力の手間や認証ミスがあるようです。
▼サーマルカメラの持ち合わせがない場合、新たに購入しなければいけないデメリット
前提でもあったように、コロナ期に売れに売れた温感サーマルカメラの導入をしていなかった、もしくは購入したものの壊れてしまって使用できないなどのケースは、そもそも新たに購入しなければいけません。
ただ、この状態のみが障壁である場合、当社で在庫もございますのでぜひご相談いただければと思います。
◾️料金
現時点で展示会などでも公開し、一部ご興味を示していただいている部分もあるのですがパッケージ化するほどの販売数ではないもので、一旦は非公開にさせてください。。
もちろん、販売できないというわけではなく、相場観がわかわず公開していないだけなのでお気軽に相談してください。
おそらく破格で提供できるかと思います。
◾️HRMOS以降の作業とおまけ情報
ここまでつらつらと紹介しましたが、実は他でも同じような実例があり、アイリスオーヤマ様が同様のサービスを展開なさっております。
ほんの出来心で調べてみたのですが、構成はほぼ同じかやや単純化しており、肝心のサーマルカメラはまさかのHikvisionのOEM。(Hikvision恐ろしい拡販力)
これ、HRMOSも大元はIEYASU株式会社が開発し、ビズリーチ社が買収したものであり、何とも資本主義社会を大いに感じる構成となっております。
とはいえ、商品力は高く、且つ構成にほぼ費用がかからないという利点を最大限に活用した、あるの意味ソリューションとなっております。
あくまで構成的に勤怠打刻を簡素化し、勤怠集計DBまでインプットする作業の例となりますので、
それ以降の給与管理、労務管理セクタへのコネクト作業は従来通りよくあるCSVインプット、API連携いずれも対応しています。
その先については今回は触れません。現状の相談先にご確認いただくか、許容されるようでしたら当社で確認も実施いたしますのでお問合せください。
◾️問い合わせ
いったん、テスト的ではありますが製品化間近としておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
簡単なことから技術的なところ、分かる範囲で無料相談承っております。
どうぞよろしくお願いします。
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